『ウェットトラストゴールド』乳がんホルモン治療の副作用 膣の乾燥・傷みの改善に 膣内ケア＋潤滑ゼリー 《レビュー》

乳がんのホルモン治療の副作用の1つ『委縮性膣炎』は、女性ホルモンの減少が原因で、閉経後（更年期中）に見られる疾患です。膣や外陰が委縮することで様々な症状が出ます。

乳がんのホルモン治療では、女性ホルモンの産生を抑えたり、女性ホルモン作用に拮抗するする薬剤の投与で、偽閉経や極端に女性ホルモンの分泌が減り、委縮性膣炎の症状が出ることがあります。

主な症状に、膣や外陰部の乾燥・痛み・かゆみ、性交時出血や性交痛、おりものの増加などがあります。

こちらの委縮性膣炎の記事もご覧ください。

＞＞閉経後に多い「委縮性膣炎」がホルモン治療の副作用でも！その症状と対策法

これらの症状は大きくQOLを下げることはないとは言え、地味につらいですよね。それに場所が場所だけに、あまり人には話せないですし、婦人科で相談しても乳がん罹患者はホルモン補充の治療が出来ません。

そこで今回は、それらの症状の改善が期待出来る、潤滑ゼリー（保湿剤）ウェットトラストゴールドの口コミレビューを書いてみたいと思います。

ウェットトラストゴールドの特徴

ウェットトラストゴールドは、婦人科医と共同で開発した潤滑ゼリーで、月間の販売数がシリーズ累計60万本を突破した人気商品です。

潤滑ゼリーと書きましたが、潤滑ゼリーにも活用出来る膣内の保湿剤と言った方がいいでしょうか。更年期、閉経後のホルモンバランスの崩れから来る膣内のトラブルを乳酸や保湿成分で解決に導きます。
性交時のみ使うものではなく、日頃から保湿剤として使える点が、アダルトショップに並んでいる潤滑ゼリーと大きく違う点ですね。

それでは特徴を見ていきましょう。

乳酸が自浄作用を助け雑菌から膣を守る

そもそも健康な膣の状態から女性ホルモンが減少すると、どのような変化が起きるのでしょうか？

健康な膣の状態とは女性ホルモンのエストロゲンによって、膣内膜の細胞は脱落と再生を繰り返しています。
上皮細胞に多く含まれるグリコーゲンは、膣の常在菌で善玉菌である『デーデルライン桿菌』を乳酸に変え、
pH値を3.8～4.5と酸性に保っています。
それによって雑菌の侵入を防いでいて、これを自浄作用と言います。

ですが、女性ホルモンが減少すると、デーデルライン桿菌が減る為、乳酸を作り出す力が弱まり、それで菌の侵入を許してしまい様々なトラブルに見舞われることに。

ウェットトラストゴールドは、この乳酸を配合しているので、トラブルの改善が期待出来るのです。

7つの天然保湿成分とヒアルロン酸が乾燥からの症状を改善＆予防

女性ホルモンが減少すると、膣や外陰部が乾燥します。
それが原因で、様々な症状が出てきます。

こういう症状って地味につらくないですか？
しかもデリケートな問題ですので、人に話せないですし、特に性交痛や性交時出血は話したとしても「もうこの年だからそういうことは関係ないので」なんて言われてちょっと恥ずかしい思いをしたり・・・・

でもこれって個人差がありますからね～。
私個人としては、短い人生女で居たい!と強く思うわけで、同じように思う女性も結構いるのでは？

この2点については、先日子宮がん検診の時に相談したのですが、委縮性膣炎というのは、膣壁が硬くなるそうで、それで伸縮が悪くなることも出血の原因だそうです。
乾燥と伸縮の悪さ、、、ウェットトラストゴールドは天然保湿成分を配合し症状を改善または和らげます。

以下が配合されている天然保湿成分です。

※ザクロエキスは植物性エストロゲンと言われております。気になる方は使用しないでください。

この7つの天然保湿成分に＋ヒアルロン酸が配合されています。ヒアルロン酸は言うまでもなく保湿成分ですね。

さきほども書きましたが、婦人科受診の時にウェットトラストゴールドを持参し、婦人科医に見てもらいましたところ、

成分は安全な物しか入ってないですから、使ってもらっていいですよ

との返事を頂きました。

珍しい形状

ウェットトラストゴールドは、潤滑ゼリーには珍しいアプリケーター入りです。
形状はタンポンと同じで、ピストン式になっているので、膣内に挿入し軽い力で押すことで中身が出てきます。1回使いきりで、手に直接取らなくてもいいので、衛生的に使うことが出来ます。

タンポンは真っ直ぐなアプリケーターですが、ウェットトラストゴールドは流線形になっていて、タンポンに比べると少し細いので生理時でない時でもスムーズに挿入することが出来ます。
アプリケーターは全長13cmとさほど大きくなく、個別包装になっているので化粧ポーチにそっと忍ばせて持ち運べますね。

使い方

個別包装からアプリケーターを取り出します。アプリケーターの先に白いストッパーがついているのでそれを外します。

ウェットトラストゴールドは、膣ケアの保湿剤としても、潤滑ゼリーとしても使えます。
どれくらいの位置までアプリケーターを挿入するかは使用用途に応じて調節してくださいね。

委縮性膣剤の改善に保湿剤として使用する場合は、タンポンのように一番奥まで挿入する必要はありませんが、ある程度の位置まで挿入した方が良いように思います。
潤滑ゼリーとして使用する場合は、さほど奥まで入れる必要はないでしょう。

アプリケーターを入れたら、ピストンのように押すのですが、ゆっくり最後まで押すのがポイントです。
私は最初よくわからず勢いよく押してしまって、アプリケーターを抜いた後押してみたら、まだゼリーが残っていました。

＞＞ウェットトラストゴールド

ウェットトラストゴールドのレビュー

実際ウェットトラストゴールドを使ってみました。

形状とゼリーのテクスチャー

外装は白とピンクで女性のイラスト入っていて、部屋に置いてあっても違和感ありません。置いておくかは別として(笑)

こちらは10本入りです。まるでタンポンですよね～

アプリケーターは流線形になっていて、先に白いストッパーがついています。
このストッパーを取り膣内にアプリケーターを挿入します。

そして、タンポンのように押すのですが、写真を撮る為と、婦人科医に安心な成分だとお墨付きを頂きましたが、私は敏感肌なので念の為パッチテストをしようと思い、中身を全部出してみました。想像していたより量は多くありませんでした。

無色透明で匂いを嗅いでみましたが、ほぼ無臭です。

ゼリーのテクスチャーを手の甲に塗って確認してみました。
とてもしっとりしていて、化粧品のようにすぐに肌に吸収しません。
しっとりというかベタベタしてるので、それでうるおいが持続するということなんですね。

使ってみた感想

まずはパッチテストとして、膣前庭に少量塗ってみました。
刺激感は全くなくかゆみなども出なかったので、就寝前に膣内に使うことに。

アプリケーターが流線形だとは言え、挿入時に痛くないかな・・・と少し心配でしたが、
全然大丈夫でした。私は委縮性膣炎の典型的な症状おりものが多いので、そのおかげ？もあるかも知れません。

膣内が乾燥している方は手を清潔にして、ゼリーを少し出してそれをアプリケーターに塗って入れると痛みを感じないと思います。
もし痛みがある場合、そういうやり方をしてみてください。

いつも私はパンティーライナーをしているので、そのまま寝たのですが、夜中起きてトイレに行ったらゼリーが出てきていて、パンティライナーがずれてたのか下着を汚してしまいました；

念の為ナプキンの方が安心かも知れませんね。

最初の1回の使用で、うるおっている感じがわかりました。
実は使用する時、膣口にかゆみやシカシカ感があったのですが、1回の使用でそれが無くなったのはビックリです。偶然なのか？翌日おりものの量も減りました。

そして別の日に潤滑ゼリーとしても使用したのですが、性交痛がなかったのが良かったです。私は挿入時に痛みを感じるのですが、それがありませんでした。
出血は毎回するわけではないので、今回ウェットトラストゴールドのおかげなのかはわかりませんが、出血もありませんでした。
今後もなければいいな～と切に思います。

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ウェットトラストゴールドは、10本入りと30本入りがあります。